お知らせ

うつわと料理の会が無事に終了しました。

2026/09/18

雲仙焼・石川裕基展 入口

うつわと料理の会 雲仙焼・石川裕基展が、無事に幕を閉じました。

島原半島の南端、口之津という小さな港町から、こんなにも多くの方にお越しいただけるとは思っていませんでした。

遠くからバスで、バイクで足を運んでくださった方々のお顔を思い浮かべると、今もじんとするものがあります。

本当にありがとうございました。

会場の様子・展示室

料理の会には、お花の先生、お茶の先生など、日頃から美しいものと向き合っていらっしゃる方々にお集まりいただきました。

正直、緊張しました。でも、器に盛られた料理を前に、皆さんの表情がほぐれていくのを感じて、少しずつ私も肩の力が抜けていきました。

楽しんでいただけたようで、胸をなでおろしています。

お茶が教えてくれたこと

私がお茶の世界を知ったのは、京都の料理旅館で働いていた頃のことです。

その旅館の大女将に、最初に教わった言葉があります。

料理屋が料理を美味しくするのは当たり前。器、床の間の掛け軸、花、そして人——全てが調和した総合芸術でなければならない。

当時はまだ、お茶を習っていたわけではありませんでした。でも今思えば、あの旅館での日々のもてなしそのものが、お茶事のようなものだったのだと思います。季節ごとに変わる料理と器、床の間の誂え、お客様へのもてなしの心。

それが私の原点になっています。

その旅館を辞めてからお茶を習い始め、茶道が結んでくれたご縁は、数え切れないほどあります。

器を眺めるお客様たち

ご縁が生んだ、器との時間

今回の企画も、そのご縁から生まれました。

雲仙焼のギャラリーを初めて訪ねた時、茶室の佇まいに心を動かされました。

その出会いがきっかけで、2代目・石川ハミ先生にご指導を仰ぐようになりました。

今回個展をしてくださった石川裕基さんは、その3代目。

このイベントのために器を焼いてくださいました。

雲仙焼・石川裕基の器

器の縁に野の葉を添えて

実際に料理を盛って初めて気づくことがあります。

器の縁の高さ、釉薬の色、余白の取り方——料理が乗ることで器は完成し、器があることで料理は引き立つ。

改めて、器と料理の不可分な関係を学ぶ機会となりました。

この場所でも、お茶でつながるご縁を少しずつ育てていけたらと思っています。

次回のイベントも、また皆さんにお知らせできる日を楽しみにしています。

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